
木浜水路は、北の1号水路から南の5号水路まで、合計5本の水路でできた広大な岸釣りポイントです。
1号水路から5号水路まで約2kmの距離があり、それぞれ水路の広さやカバーの種類が変わります。
基本的に春のスポーニングや秋に強いシャローエリアです。夏は水温が上がり過ぎ、水の動きが無ければ水質も悪くなります。
5本の水路にそれぞれ特徴があり、水通しが良い水路や、アシ林などのカバーが多い水路があります。
木浜5号水路の近くに湖岸緑地があり、そこに無料駐車場が2か所、簡易トイレが1つ設置されています。
このページでは、木浜水路の地形や特徴、5本の水路のおかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
木浜水路の地形や特徴
木浜の湖岸は浚渫跡が多く、更に琵琶湖が狭くなっている場所なので水の動きが良いエリア。そのためバスやベイトフィッシュの通り道になっていて、数も多い。そんなエリアに隣接している木浜水路の中には、バスをはじめ多くの魚種が入ってきます。
基本的に西の水門近くが水の動きが良く、奥のエリアは水の動きが少ない。
1号水路や5号水路、また各水路を繋ぐ東の水路にアシや立ち木などのカバーが多くなっています。
他にも水路内に石積み護岸や岩の入った土嚢袋や沈み木があり、夏にはマットカバーができるなど、狙い所は多い。
護岸も少し内側にえぐれているので、そこにできる日影にもバスは付きます。
木浜水路はカバーなどの狙い所が多く、バスの数も多い人気ポイントですが、その分プレッシャーが非常に高い。丁寧に静かに攻めていきましょう。
木浜水路のおかっぱりバス釣りポイント
5本ある木浜水路の、それぞれの特徴を解説していきます。一番北の水路が「1号水路」で、南へ順番に「2号」「3号」「4号」となり、最も南の水路が「5号水路」となります。
1号水路
最も北にある1号水路は、道路がある南岸からしか釣りができません。対岸の北岸は、木やアシ林が多いブッシュエリアになっています。
北岸のブッシュエリアが、主なバスの付き場になっています。
特にスポーニングの季節に実績のある水路で、対岸のアシ林の周りでバスは産卵を行います。
スポーニングの時も他の季節でも、対岸のブッシュにうまくルアーをキャストすることが、1号水路で釣るコツです。
ジグやテキサスリグを、うまく対岸のアシ際にキャストしましょう。
水門近くのホテル裏に、水路の流れ込みがあります。
水門から近いため、水の動きも良いエリア。ホテル裏は釣果の実績も高いスポットです。
50mほど東の位置にも、水路の流れ込みがあります。
また、1号水路の奥の曲がり角も、小さい水路との合流点。曲がり角であり、アシも多いエリアです。
この曲がり角の先に、2号水路との合流点があります。
2号水路と合流するまで、対岸にはアシや立ち木のカバーが豊富にあります。
2号水路
2号水路は両岸が護岸になっていて、夏には水面がウィードやマットカバーに覆われるエリアです。
夏は浮葉植物に覆われて釣りがやりにくくなりますが、そういう時はバスだけでなく、雷魚も狙えるポイントです。
この写真の撮影時は冬なのでカバーは少ないですが、夏には水面を覆います。
2号水路は護岸周りにアシが生えていて、更にたくさんの石がつめられた縄袋が沈められています。
縄袋の周りや影にバスは付きやすいですが、根掛かりしないように注意が必要です。
また、小さい水路の流れ込みもあります。
水門近くは水が動きやすいので、水の動きがイマイチな2号水路では必ずチェックしておきたいポイントです。
2号水路の奥では、1号水路と3号水路、そして東からの水路の合流点になっています。
この交差点エリアは水深が浅いですが流れ込みがあるので、増水時には魚影が濃くなります。
3号水路
3号水路は、奥にあるレークマリーナのボートの通り道になっている水路です。そのため他の水路の幅より広く、水通りが最も良い水路になっています。
水深も1.5m前後あり、他の水路より深い。
琵琶湖への入り口になっている水門も、他の水路より大きい。湖岸沿い橋の下に入れるので、日影や琵琶湖側にもルアーを投げれます。
水門近くは、岸際が石積み護岸になっているため、バスやベイトフィッシュの居着きが良いエリアです。
途中で石積み護岸からコンクリート護岸に変わります。その変わり目の要チェックのスポットです。
何もないようなコンクリート護岸でも、岸際の影にもバスは付きます。
水路奥は広いエリアになっていて、北側にはマリーナがあります。
この奥の水路は、北の2号水路と南の4号水路への交差点エリアであり、更に東の住宅エリアからの流れ込みもあるポイントです。
岸近くに取水塔もあります。
4号水路
4号水路は両岸をゴルフ場に挟まれていて、人通りが少ないエリアです。
両岸ともコンクリート護岸がつづいている。単調に見えるが、護岸の内側のえぐれや日影にバスが付いています。
4号水路で実績が高いのは、やはり水の動きがある水門近くのエリアです。
小さい排水口の流れ込みもあるので、水が出ている時は静かに狙っておきたいスポット。
カバーは少なめですが、沈み木が所々にあります。
下の写真のような橋が西側にありますが、これはゴルフ場の利用者が移動するための橋です。無関係の人が使うことは禁止されています。
水路奥にある、4号水路から3号水路に繋がる水路は、アシなどのカバーが多いエリアになっています。
足下には植物や石積みのカバーが豊富。根掛かりしにくいルアーがオススメです。
3号水路と4号水路の中間にある運転免許センター前は、アシ林やマットカバーが多いエリアになっています。テキサスリグや、夏にはフロッグがオススメです。
5号水路
入り口が内湖のように広いエリアになっているのが、一番南にある5号水路。5本の木浜5号水路の中でも、人気のあるポイントです。
水路奥には広いアシ林が広がり、春には多くのバスのスポーニングが多く行われる場所です。
水路の南に水門があり、そこからバスが入ってきます。そのため琵琶湖側も水路側も、水門周りはいつも人が多く人気です。
春に水門をつたって入ってきたバスが付きやすいのが、内湖エリアの東にあるアシ林です。
内湖エリアの西側は石積み護岸になっています。
角にある木浜南給水機場の前に取水塔があります。周りはゴロタ石があり、アシのカバーもある。バスが付きやすいポイントです。
道路沿いである5号水路の北岸は、コンクリート護岸になっています。ここも護岸が内側にえぐれているので、壁際も丁寧に探っておきたい。
北岸には、「守山市魚つり場」の桟橋があります。
橋脚の下はハードボトムになっていて、特に日影になっている所を狙い目です。
5号水路の奥へ進むと幅が狭くなり、普通の水路の幅になります。そこはアシや木などのカバーは豊富なエリアなので、太いラインのテキサスリグなどで攻めていきたいエリアです。
5号水路の奥は真珠棚のエリアで、多くの杭が立っています。
真珠棚エリアもスポーニングのビッグバスが入るエリアですが、杭には引っ掛けないように注意しましょう。
5号水路奥から4号水路奥にかけては、広いエリアが続きます。一部岸辺に下りれそうな場所もありますが、「陥没の恐れあり」の看板もあります。
木浜水路へのアクセスと周辺情報
木浜水路の場所
【住所:滋賀県守山市木浜町】
木浜水路は、琵琶湖大橋・東詰のすぐ南にあります。
木浜水路の西を県道559号線が通っていて、そこから各水路沿いの道に入ることができます。
また、木浜エリアの近くに、中古釣具店の「つり道具一休 滋賀守山店」があります。
湖岸緑地木浜1に駐車場とトイレがある
5号水路がある位置の琵琶湖湖岸側に、「湖岸緑地 木浜1」があります。そこに駐車場2つとトイレが設置されています。
下の写真が、「木浜1北駐車場」です。こちらの方が広い駐車場で、水路にも近い。
もう一つ、湖岸緑地の南端に「木浜1南駐車場」があります。
また、南駐車場の近くに簡易トイレが設置されています。
木浜水路の釣り場は路駐が多いですが、近くにある無料駐車場に停めましょう。