
「名神・新幹線の高架周辺」は、瀬田川上流の川幅が狭くなるエリアで、2本の大きな橋脚が隣接して架かっているポイントです。
しっかり高架の土台が固められたハードボトムだが、夏にはウィードが多いエリアです。
西岸・東岸とも、高架周辺は岸近くは浅め。第一橋脚の沖あたりから深くなります。
周囲のエリアもバスがよく釣れるポイントだが、大学のボート部の船着き場・艇庫が並ぶエリアです。
両岸とも、高架周辺に駐車場はありません。公衆トイレは、西岸なら南の螢谷公園にあります。
このページでは、名神・新幹線高架の周辺の地形や特徴、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
名神・新幹線の高架周辺の地形や特徴
名神・新幹線の高架周辺は、瀬田川の幅が狭くなっている場所です。橋を架ける土地のセオリー通りの地形であり、底もハードボトムのエリアです。
下流にある瀬田川洗堰の影響を非常に強く受けるので、放流量は必ずチェックしておきましょう。
橋脚の周囲は、西岸も東岸も浅めの地形。東岸では、水量が少ない時は第一橋脚ぐらいまでウェーダーで行ける場所もあります。
周辺の岸辺も浅い張り出しが多いが、その先には深場へ落ちるブレイクがあります。
西岸の北側は、3つの大学のボート艇庫が並び、船着き場も多い。東岸の南にも艇庫・船着き場があるので、ボート部の活動中は遠慮するか、邪魔にならないように気を付けましょう。
夏にはウィードが増えるので、その時はカバー撃ちができるヘビータックルが良いでしょう。
名神・新幹線の高架周辺のおかっぱりバス釣りポイント
名神・新幹線の高架周辺のおかっぱりポイントを、「西岸エリア」と「東岸エリア」の2つに分けて解説します。
西岸エリア
瀬田川西岸の、名神高速道路と新幹線の高架下は、護岸された岸辺が続いています。
2つの大きな橋が隣接して、流れにヨレが生じるエリア。
どちらも、手前の橋脚ぐらいまでは浅く、沖の方が深く落ちています。
ボトムはハードボトムですが、夏にはウィードで覆われやすい場所です。
高架から西岸を北へ行くと、3つの大学のボート部の艇庫・船着き場や漁船があるエリアになります。
このエリアには水辺に木のブッシュがあるので、この周囲はチェックしておきたいスポットです。
ボート部の船着き場が2つあり、足下もチェックしておきたい。船着き場から沖に遠投したいところですが、北の船着き場には立入禁止の看板も立てられています。
上には立たない方が良いでしょう。
漁船の船溜まりもありますが、乗ったりするのは絶対にやめましょう。
ボート部エリアの北に、三田川の流れ込みがあります。瀬田唐橋の中の島とも近く、魚影が非常に濃いエリアです。
小さな川ですが、水の量は多い。下の写真は少し上流ですが、雨の後には水量が特に豊富です。
流れ込みエリアは浅い張り出しになっていて、ボトムにはブロックなような物も沈められている。
唐橋の中の島による水流の変化・豊富な流れ込み・浅い張り出し・ブロックなど、多くの要素が絡んだ複合ポイント。
人気・実績が高く、平日でも釣り人が多いポイントです。
対して、名神・新幹線の高架の南も護岸が続いています。
南に行くほど岸際が浅くなり、夏にはマットカバーができます。
南にも小さな流れ込みがありますが、こちらは北より水量が少なめ。
流れ込みより南は、浅瀬の張り出しとブッシュエリアになる。張り出しの周りにブイが浮いているので、地形の目安になります。
東岸エリア
瀬田川東岸の、名神高速道路と新幹線の高架下も護岸の岸辺ですが、西岸よりも浅い地形をしています。
特に新幹線の高架下は、手前の橋脚まで全体的に浅い。2020年に堆積した土砂が少し撤去されましたが、それでも浅い。最初の橋脚の先にブレイクがあります。
名神高速道路の高架下は、岸と手前の橋脚の間だけ1m前後の深さがあります。手前の橋脚当たりで浅くなり、その沖は深場へのブレイクになっています。
更に水路からの流れ込みもあります。
深場と浅場の地形のせいか、下流の瀬田川洗堰の放流量が多い時は、反転流が発生するエリアです。
朝夕のマズメ時に、橋脚の沖にあるブレイクが狙うのがオススメ。根掛かりには気を付けましょう。
名神高速道路の高架下の下流側から南にかけても、岸際は浅瀬になっています。
水量が少ない時は、ウェーダーなら手前の橋脚まで行くことも可能。ブレイクをしっかり狙うことができます。
名神の高架から120m南に、大学ボート部の船着き場があります。船着き場近辺は、足下から水深1.5m前後ぐらいあります。
沖に遠投すれば、水深3m~4mぐらいを狙えるポイントであり、釣り人も多いポイントです。
この船着き場エリアの南から、瀬田川東岸のブッシュエリアとシャローエリアの地形に変化します。
名神・新幹線高架へのアクセスと周辺情報
名神・新幹線高架の場所
【住所:(西岸)大津市螢谷/(東岸)大津市瀬田】
名神・新幹線の高架周辺を、西岸は国道422号線、東岸は県道29号線が通っています。
西岸は川沿いを細い道が通っていますが、大学のボート艇庫前は歩行者・自転車用道路になっています。
駐車場はないが、公衆トイレは西岸にある
名神・新幹線の高架周辺には、西岸と東岸のどちらにも駐車場はありません。
西岸の北にある石山駅周辺のコインパーキングを利用しましょう。石山駅周辺には、タイムズの駐車場が10か所以上あります。
公衆トイレは、西岸の南の螢谷公園にあります。
東岸エリアにはコインパーキングないので、車釣行では長距離歩くことになります。