
雄琴港は、南湖のおかっぱりができる港では最大であり、冬から春にかけて大人気のバス釣りポイントです。
かつては温泉の温排水が流れ出ていたことで有名でしたが、現在は昔のように出ていないと思えます。
護岸の各所にある排水口まわりや、港の中から伸びるミオ筋を狙う釣りがオススメです。
また、各所にある鉄柱や桟橋などのカバー周りや、ホテル前のアシ周りも探りたいポイント。
雄琴港にわずかな駐車スペースがありますが、あまり停められません。トイレは近くに2か所あります。
このページでは、雄琴港の地形、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
雄琴港の地形
雄琴港のほとんどの場所は護岸されていて、足場が良くて釣りがしやすいポイントです。
昔は周囲の温泉が温排水として雄琴港に流されていました。今は下水道や排水管が整備されたのか、温排水が流れ込んでいる気配を感じにくい。
減っただけか、無くなったのかはわかりませんが、昔の温排水が多かった時とは違います。
とはいえ、周囲を囲まれていて風の影響を受けにくく、水深も3m前後あるので、現在でも冬にバスを釣ることができるポイントです。港奥にある排水管周りは、今でも人気のポイント。
雄琴港のほとんどの場所が護岸されていて、西側の護岸は水面から足場が高くなっています。ネットの準備が必要です。
港の中央付近をミオ筋が通っていて、防波堤の先の沖まで伸びています。岸からメタルバイブなどを遠投して探りましょう。
港の出口に大きな防波堤がありますが、立入禁止です。
冬から春は港の奥がオススメ。しかし夏は水温が上がって水質が悪くなるので、港の出口付近の方が良いです。
雄琴港のおかっぱりバス釣りポイント
雄琴港のおかっぱりポイントを、「北の港奥エリア」と「東岸のブッシュエリア」と「西岸エリア」の3つに分けて、解説します。
北の港奥エリア
雄琴港の北の角に、大きな排水口があります。この排水口周りが特に人気のポイントです。
今はわかりませんが、昔は温排水が出ていた排水口です。雨の後で流れ込み量が多い時にもオススメです。
北岸には、他にも土管型の排水口もあります。
北岸から西岸にかけては、足場が高くなっています。
対して港奥の東側の護岸は、各所に水辺に下りれる階段があります。
足場の護岸の変化や、岸近くに多い鉄柱も狙うべきポイントです。岸近くの変化にもバスはついているので、初めは静かに近づいて足下を探ってから、沖にルアーを投げる方が良い。
沖には、西岸から伸びる桟橋が多数あります。
東岸のブッシュエリア
雄琴港の東岸は、北の港奥から護岸がしばらく続きます。
角を曲がって琵琶湖グランドホテル前まで来ると、岸際に木やアシが生えているブッシュエリアに変化していきます。
水中に沈んでいる木も多いです。こういうカバーの影にバスが付いている可能性が高い。
一応護岸の下に出っ張りがあり、水辺近くに下りれます。しかし足場は狭いです。
雄琴港の中央付近をミオ筋が、港の出口の沖まで伸びています。
メタルバイブなどを遠投し、ミオ筋や深場のウィードを探りましょう。
更に進むと、アシが多いエリアになります。
このアシ原は、雄琴港のスポーニングエリアになっています。特に春の季節に探りたいポイントです。
アシ原を進んで遠投して、ミオ筋も探れます。この辺りは港の出口に近いので、水温が高くなる初夏にもオススメです。
雄琴港の出口に大きい防波堤がありますが、そこは立入禁止です。
防波堤を超えて琵琶湖湖岸になっても、アシ原は北へずっと続きます。
西岸エリア
県道から雄琴港に入ると、最初に目に付くのが西岸エリア。
西岸の港奥には琵琶湖汽船などの大きい桟橋がありますが、そこは立入禁止です。
また西岸の港奥付近に、土管型の排水口があります。
雄琴港の西岸は、転落防止の柵が付いた護岸がつづいています。水面から高く、ネットが必要なポイントです。
いくつかの桟橋は、上で釣りができます。周囲にはボートが多いので、ボートやロープに向かってルアーを投げないようにしましょう。
桟橋下の鉄柱や消波ブロックは、ぜひともチェックして欲しいポイントです。
鉄柱・桟橋の影やブロックの中にバスが潜んでいるので、丁寧に探りましょう。
また、西岸にも大きな排水口があります。
現在はわかりませんが、昔はこの排水口からも温排水が出ていました。
西岸を奥まで行くと、マリーナのエリアになります。
雄琴港へのアクセスと周辺情報
雄琴港の場所
【住所:滋賀県大津市雄琴六丁目2-31】
雄琴港がある場所は、ホテルやスパリゾートが多いエリアです。
港の近くを県道558号線が通っていて、「雄琴港口」の交差点を曲がって入れます。
雄琴港の北側部分は車で通れます。
駐車スペースは少ない
書籍などでは、琵琶湖汽船と雄琴湖岸緑地の間や、北の角エリアが駐車スペースとして紹介されています。
スペース自体は狭いです。
トイレは2か所あり
雄琴港の西岸にある「雄琴湖岸緑地」にトイレが設置されています。
また、北東の角エリアにある「雄琴臨水公園」にも、公衆トイレがあります。
食事と足湯休憩ができる観光公園
雄琴港から県道558号線を挟んだ向かい側に、「大津市おごと温泉観光公園」があります。
こちらでは、無料で足湯の休憩ができたり、昼間は食事もできます。
釣りの後に、こちらで一服するのもオススメです。