
伊庭内湖はバス釣り場として実績が高い内湖で、レンタルボートでの釣りも盛んなメジャーフィールドです。真冬以外は、安定した釣果が出るポイントです。
大同川を通して琵琶湖とつながっていて、春頃から多くのバスが伊庭内湖へ上がってきます。
内湖の広いエリアで沖に遠投するのではなく、岸辺に多いアシ際や、複数ある川・水路の流れ込みの周辺を狙う釣りがメインになります。
琵琶湖より大型サイズは少ないですが、30~40cmの中型のバスは良く釣れるポイントです。
能登川水車前のエリアに広い駐車場やトイレ、そしてレンタルボート屋があります。
このページでは、伊庭内湖の地形や特徴、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
伊庭内湖の地形や特徴
伊庭内湖は全体的に浅い地形で、深くても水深2.5mほど。岸辺の広い範囲がアシに覆われ、周囲を田畑に囲まれたポイントです。
エリアの西側に乙女橋があり、それより西の下流が大同川、東の上流側は伊庭内湖です。
長方形の広いエリアでは、北から大同川、東に瓜生川の流れ込みがあります。特に大同川は、大同大橋から下流にかけて実績が高いポイントです。
伊庭内湖の南に伸びるL字型の水路エリアで、特に浦葭橋から上流の三峰橋の細いエリアは、おかっぱりで数釣りができるエリア。
3月~4月頃になると、琵琶湖から伊庭内湖にバスが入ってきて、スポーニングが行われる。岸辺のアシも刈られているので釣りがしやすく、一番ビッグバスを狙える時期です。
5月下旬ごろから、中小型のバスもたくさん入ってきて、数釣りも楽しめるようになる。
10月から11月頃になると、バスはだんだん琵琶湖へ落ちていき、数が少なくなります。
伊庭内湖のおかっぱりバス釣りポイント
伊庭内湖は広い釣り場なので、ポイントを「能登川水車エリア」「南東の水路」「御旅所」「瓜生川」「大同大橋」の5つに分けて解説します。
能登川水車エリア
伊庭内湖での拠点になるエリアが、能登川水車エリアです。シンボルである直径13mの大きさの能登川水車が目印です。
一帯は公園エリアになっていて、広い駐車場・トイレ・レンタルボート・釣具屋があり、周囲の岸辺から釣りもできます。
この一帯は公園エリアでもあるので、歩行者に注意しましょう。
能登川水車エリアの南東には、濃いアシ林が隣接します。春はアシ刈りが行われた後なので、スポーニングのバスを岸から狙うのに絶好のポイントです。
南東の水路エリア
伊庭内湖の南には、幅が細くなったエリアがL字型の地形であります。
伊庭内湖の南の細いエリアは、幅が150mほど。岸辺には大量のアシが生え、夏には岸辺に立つことも難しくなる場所です。
一部踏み固められたエリアから水辺に立てます。アシ際の水深が浅く、沖にはバス釣り以外に、エサ釣りのボートもよく浮いています。
伊庭内湖の細長く南に伸びるエリアから直角に曲がる場所に水門と浦葭橋があります。
このエリアは伊庭内湖と上流の川の合流地点であり、更にカバーも豊富。冬以外はバスがいつもいる好ポイントです。
水門前は護岸で足場もよく、釣りがしやすい。
浦葭橋の上からバスが見えますが、橋の上からの釣りは禁止行為です。
浦葭橋より下流は、両岸ともアシや木のカバーが豊富な水路がつづく。
テキサスリグやバックスライドのリグでドンドン撃って行くのも良し、スピナーベイトやシャロークランクを巻いても良い。
浦葭橋の約450m上流に、篠田橋があります。篠田橋の橋脚にもバスはよく付いている。
篠田橋の隣に水門があり、出口にはカゴも沈められている。岸辺にはアシも多く、魅力的な複合ポイントです。
伊庭内湖の南側の最上流エリアが、きぬがさ橋と三峰橋があるエリアです。
下の写真が、きぬがさ橋。橋の近くには水門もあります。
下の写真が、三峰橋。この辺では伊庭内湖ではなくて「須田川」になっています。
御旅所エリア
伊庭内湖が南へ細く伸びるエリアの東岸に、神社の御旅所の広場があります。このエリアは全体的に浅めで、バスのストックが多い数釣り場のポイントです。
西岸には小舟が複数浮いていて、杭が多いエリア。岸辺には木のオーバーハングもある。
北岸はアシが多いエリアで、バスのスポーニングがよく行われる場所でもある。
瓜生川の流れ込み
伊庭内湖の東岸に、目﨑橋と瓜生川の流れ込みがあります。
周囲にはアシ林が広がり、アシや草が多く生えている季節は奥に入りにくい。
しかし早春にはアシ刈りが行われているので、春のスポーニングの季節にはアシ林の広いエリアで、スポーニングのバスを狙うことができます。
アシの生え際に、よくバスが隠れています。不用意に水辺を歩かず、アシ際沿いを攻めてから進みましょう。
大同大橋の周辺
伊庭内湖の北岸にある大同川の流れ込みから大同大橋のエリアにかけては、バスの魚影が多くて、釣り人も多いエリアです。
岸辺は両岸ともコンクリート護岸になっている。伊庭内湖への流れ込みに近づくほど、岸辺に生えるアシが増えていきます。
伊庭内湖へのアクセスと周辺情報
伊庭内湖の場所
【住所:滋賀県東近江市伊庭町】
伊庭内湖は、湖東エリアの東近江市にある規模の大きい内湖です。周囲を田畑に囲まれ、大同川を通して琵琶湖とつながっています。
大同川から伊庭内湖の上流にかけて、南岸に広めの道路が通っています。
能登川水車エリアには広い駐車場やレンタルボートの「伊関貸船店」や、釣具屋の「セブンパームス能登川店」があります。
南岸の能登川水車前に広い駐車場とトイレがある
伊庭内湖の拠点となる場所が、能登川水車のエリア。広い駐車場と公衆トイレが設置されています。
キチンとした駐車場はこのエリアだけで、他のエリアでは空きスペースに停めることになります。
南のL字型水路エリアでは、一部のあぜ道に駐車できるスペースがあります。
東岸の御旅所があるエリアも、駐車できるスペースがあります。
北側の流れ込みである大同川の水管橋エリアにも、少し駐車できるスペースがあります。
田畑が多いので、作業されてる人の迷惑にならないように注意しましょう。