琵琶湖のおかっぱりで狙えるディープエリアのまとめ

琵琶湖のおかっぱりポイントの中で、岸からディープエリアに潜むバスを狙えるポイントを、各エリアごとに一覧形式でまとめました。

琵琶湖の最大水深は約104mありますが、岸のおかっぱりの釣りで狙えるディープエリアは、ほぼ「湖北の奥琵琶湖」と「湖西の河口」に限られます。

湖東エリアは緩やかに深くなる地形なので、岸から狙えるディープエリアは少なく、南湖は全域がシャローエリアです。

なおディープエリアの基準としては、岸からのおかっぱりやウェーディングで水深5m前後のエリアを狙えるポイントを選んでいます。

注意事項

河口は砂の堆積などによって、年月の経過で地形変化します。

湖北のディープエリア・急深のポイント

姉川の河口の沖は、一気に水深20mぐらいまで落ちる急深のブレイクの地形になっています。河口をウェーディングしての遠投で水深5m~10mを狙える。ウェーディングの時に深場へ落ちたり、ボートの波による事故には注意が必要です。9月~11月はアユの産卵保護のため、河口で釣りができません。

西野放水路のサンドバー沖か、北側エリアでディープエリアを狙えます。水量や水位によっては、ウェーディングでサンドバー先に進んで水深5mほどを狙えるが、安全には注意。岸辺を北に進むほどブレイクが近くなる。放水路から約400m北にある岬ポイントからは急深の地形に変わっていき、更に北に進めば水深10mラインも狙える。大岩も多いロックエリアです。

飯浦はワンドでありながら、急深の地形をしたポイント。ワンド東岸にある飯浦ポンプ場近くのテトラブロック帯からは、水深10mやそれ以上の深さを狙える。琵琶湖でのおかっぱりで、最も深いエリアを狙えるポイントの一つです。テトラブロック帯は足下から深いので、安全に注意。

藤ヶ崎は、岬の地形をした岩場のポイント。岬の先端から水深5mから10mぐらいを狙える。大きな岬の先端なので、水通しも抜群で、夏から秋にかけて回遊系のバスを狙うのに良いポイントです。

スポーニングで有名な月出ワンド内は水深2m~3mぐらいと浅め。しかしワンドの外側である本湖側や、月出ワンドの南の岸辺から本湖へ遠投すれば、水深5mラインを狙えます。

菅浦の沖の方は、水深30m~40mの深場が岸に迫った地形をしています。岸からウェーディングで遠投すれば、水深5mから10mぐらいを狙えます。近くの菅浦漁港は釣り禁止です。

黒土崎は、大浦湾の入り口にある岬のポイントです。深場が岸に近く、ウェーディングで遠投すれば水深5m~10mラインを狙える。黒土崎の岬先端はもちろん、北にあるワンドでもディープエリアを狙えます。

奥出湾は、大浦湾の東にある人気のワンドのポイントです。奥出湾の南側は急深の地形なので、遠投すれば水深5mラインを狙える。南の湾の入り口にある岬からは、水深10mを狙うことも可能。

赤崎丸子船パーキングは、大浦湾と奥出湾を分断する岬の先端ポイントです。遠投すれば、何とか水深5mラインを狙えます。岸辺は水に浸かっているので、ウェーダーがあった方が便利。

二本松は、超急深のブレイクが岸に近い地形をしているポイントです。岸辺から10m前後は緩やかな傾斜だが、その先から急に深くなります。ウェーディングして遠投すれば、水深5mから10mを狙える。岩の多いロックエリアであり、湧き水も豊富。

海津大崎は、湖北を代表するロックエリアにして、急深地形のディープエリアです。岸からの遠投で水深10m前後を狙える。深場まで大岩があり、変化に富む地形をしている。水通しも良く、1年中バスを狙えるポイント。真冬のディープエリアに潜むバスも狙える。

知内川の河口は、琵琶湖西岸の最北の河口ポイントです。河口のサンドバーの沖は水深10m以上に落ちていく急深のブレイクになっている。ウェーディングで遠投すれば、水深5m以上のディープエリアを狙えます。9月~11月はアユの産卵保護のため、河口で釣りができません。

石田川の河口は多くのベイトフィッシュやバスが回遊するポイントです。河口にできたサンドバーの沖が、急深のブレイクになっています。ウェーディングで入水して遠投すれば、水深5m以上のエリアを狙える。知内川と同じく、9月~11月はアユの産卵保護のため、河口は釣り禁止です。

湖西のディープエリア・急深のポイント

安曇川河口は、北流と南流の2つに分かれて琵琶湖に流れ込む、最大の河口ポイントです。河口のサンドバーの沖は、超急激なブレイクになっている。ウェーディングでヘビキャロやバイブレーションの遠投で狙いたい。水深10mラインも十分狙えるポイントです。湖流が非常に強いエリアで、ヘビキャロのシンカーも流されるほど。ウェーディングの時は、安全に最大限の注意をしましょう。

鴨川河口は水量も豊富で、湧き水も出ているポイントです。湖流も当たるエリアで、ベイトフィッシュも多い。他の湖西の河口のよりも、ブレイクは岸から遠い。しかしサンドバーにウェーディングで立ちこんで遠投すれば、水深5m前後を狙えます。

滝川河口は、岸近くに急激なブレイクがあるポイントです。遠投で水深10mラインを十分に狙えます。ディープエリアやブレイクだけでなく、岸から20mほどの距離に取水塔があり、そこはデカバスが付く超人気スポット。取水塔の位置は、水深4m前後。なお、夏場は河口の北側が水泳場になっている。

近江舞子エリアの北側から中浜水泳場あたりまで、急深のブレイクが岸辺に近い地形をしています。砂浜をウェーディングして遠投すれば、水深5m以上を狙える。南小松漁港の出入り口のミオ筋と突提は、回遊するバスを1年中狙える超人気ポイント。突提からの遠投では水深10m前後のブレイクも狙えます。

比良川の河口は、水の流れがほとんど無い枯れ川のポイントです。その代わりに伏流水が豊富に出ています。河口のサンドバーの沖には水深10mぐらいまで落ちるブレイクがあり、遠投で狙うことが可能です。

大谷川の河口は琵琶湖に大きく突き出した岬状のポイントであり、河口のサンドバー沖は水深15mほどまで落ちる急深のブレイクがある。遠投で十分水深10m以上を狙えます。水量が少ない枯れ川だが、伏流水が豊富。湖流もよく当たるエリアで、バスの回遊も多い。

松ノ浦は、大谷川河口の南にある砂浜エリアのポイントです。南側は緩やかに深くなる地形だが、大谷川に近い北側は、岸近くにブレイクがあります。ウェーディングで遠投すれば、水深5m~10mラインを狙える。湧き水も多い人気ポイント。ブレイク上にある取水塔は実績の高いスポットです。

木戸川は水量が少ない小さな河口ポイントだが、湧き水が豊富で冬から春にかけて人気ポイントです。河口周辺は岩が多く、根掛かりやラインの擦れには注意。遠投すれば水深5m~10mぐらいのディープも狙えます

野離子川は水量が少ない小さな河口だが、湧き水が豊富で冬から春の人気ポイントです。河口沖に水深3mから10mへ一気に落ちるブレイクがあり、そこをヘビキャロなどの遠投で狙うことができます。

八屋戸川河口は湧き水が豊富で、冬から春でも釣果を狙える人気ポイントです。コアユの群れも多く集まるエリア。隣接する木戸川・野離子川よりはフラットな地形だが、遠投で水深5m前後を狙えます。周囲の道はかなり狭いが、JR蓬莱駅から歩いて来ることが可能です。

和邇北浜にある鎌田川の河口には、沖に向かって伸びる突提があります。そこから沖へ遠投すれば、水深5mラインを狙えます。突提は高さがあるので、タモを用意しておきましょう。

和邇川の河口は琵琶湖有数のウェーディングポイントであり、デカバスを狙える超人気ポイントです。岬状に突き出た形の河口をしていて、沖に急深のブレイクがある。ブレイクを狙うならウェーディングでの遠投が基本になり、水深5m~10mのブレイクラインを狙える。河口の南にある取水塔も人気ポイント。

真野川河口は、琵琶湖が最も狭まった位置で、岬状に大きく突き出た地形のポイントです。北湖と南湖を往来するバスの回遊ルートとブレイクが隣接し、大型のバスを狙えるポイント。河口のサンドバーをウェーディングで進んで遠投すれば、水深5m前後のブレイクにルアーが届きます

湖東のディープエリア・急深のポイント

琵琶湖の東岸は、全体的に緩やかに深くなっていく地形。そのため岸からのおかっぱりでは、水深5m以上を狙えるポイントは少ないです。

彦根港は、北湖東岸の中央にある大型港です。琵琶湖側に全長約400mの防波堤があり、そこからミオ筋や沖側へ遠投すると、水深5m~6mぐらいのディープエリアを狙えます。港内は水深4m前後。

水ヶ浜はビッグバスの実績が高い湖東のロックエリアです。しかし湖北と違ってドン深の地形ではないので、狙える水深は3m~5mほど。また、岩がゴロゴロ落ちているロックエリアなので、あまりディープエリアを狙うと根掛かりします。岩場なので、足場の安全にも注意しましょう。

南湖のディープエリア・急深のポイント

琵琶湖の南湖は全体的に浅く、エリア・ポイントとして、水深5m以上の深さを岸から安定して狙えるポイントはありません。

南湖の真ん中でも水深は4m~6mほど。北湖と比較すると、南湖全域がシャローエリアと言えます。

浚渫エリアというディープエリアがありますが、そこはボートからの釣りでないと狙えません。

瀬田川のディープエリア・急深のポイント

琵琶湖から流れ出る「瀬田川」では、石山寺エリアより南になると川幅が狭くなります。

川幅が狭くなった京滋バイパスの少し上流から瀬田川洗堰までの間は、岸からでも水深5mより深いディープエリアを遠投で狙うことが可能。

大体の場所で30m~40mの距離をキャストすれば、水深5m前後を狙えます。