
におの浜は、1km以上の石積み護岸エリアに3本の川の流れ込みがある、超人気のおかっぱりポイントです。
西から諸子川、堂の川、総門川の流れ込みがあり、におの浜の東端には相模川の河口があります。
特に総門川は、温排水が流れるポイントとして超有名。冬から春にかけて、多くの釣り人が集まります。
におの浜の釣りの定番は2つ。沖へバイブレーションやメタルバイブを大遠投して、リフト&フォールでリアクションでのバイトを狙うか、河口周りや護岸の切れ目をライトリグで丁寧に探る釣りです。
広い有料駐車場とトイレがあちこちにあり、車での釣行を安心して楽しめるポイントです。
このページでは、におの浜エリアの地形や特徴、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
におの浜の地形や特徴
におの浜は、西のびわ湖ホールから東のプリンスホテル前までの1km以上にわたって、階段状の石積み護岸が続きます。
一回り約3kmのにおの浜エリアは、全て埋め立てられてできた場所です。
2か所ある桟橋周りには、ミオ筋などの地形変化がありますが、他のエリアは大きな地形変化はありません。主な水深は2mから3m前後。
沖のウィードとゴロタ石、複数ある河口周りや、沖へ続く階段状の石積み護岸の切れ目が、主な狙い所です。
におの浜のおかっぱりバス釣りポイント
におの浜エリアを、「打出浜」「諸子川」「堂の川」「総門川」「大津プリンスホテル前」の5つに分けて、ポイントの様子をご紹介します。
打出浜
におの浜の西端のエリアで、琵琶湖文化館とびわ湖ホールの間のエリアが「打出浜」です。
打出浜で注目したいポイントは、琵琶湖文化館の周囲。
小さいワンドのような地形になっていて、春頃から多くの魚が釣れ始める人気ポイントです。春にはコアユが多い。
奥には水路の流れ込みがあり、更に桟橋跡の杭も並んでいます。
また、琵琶湖文化館の前の石積み護岸は岬状の地形をしています。ゆるやかに沖に張り出して、バスのフィーディングエリアになりやすい。
遠投してウィードを探るのも良いが、護岸の石の切れ目も有力なスポットです。足下もじっくり探ってから、沖に遠投するのが良いでしょう。
これより東は、におの浜の東端であるプリンスホテル前まで、階段状の石積み護岸がずっと続きます。
諸子川
におの浜に流れる3本の川で、西にある川が諸子川です。
河口周りにはコアユ釣りの人が多いエリアです。
諸子川の周辺では、河口から100m西にある桟橋も有力ポイントです。
桟橋の先には、深さ3mほどのミオ筋が沖へ伸びています。
ミオ筋の端の地形変化や、ミオ筋に絡んだウィードが狙い目です。
桟橋の隣には鉄柱も並んでいます。
堂の川
におの浜に流れ込む3本の川で、真ん中を流れているのが堂の川です。
堂の川の河口の沖には、ゴロタ石が点在するエリアがあります。
河口周りを狙うなら、ライトリグを使ってじっくり攻める。
沖を狙う場合は、バイブレーションやメタルバイブをしゃくり上げるリアクション系の釣り、またはヘビキャロで探るのが良いでしょう。
1km以上続いている石積み護岸ですが、特に人気があるエリアは、堂の川から大津プリンスホテル前の間です。
総門川
におの浜に流れ込む川で、東にあるのが総門川です。温排水が流れる川として、非常に有名なポイントです。
温排水が流れてくるため、自然に魚が多く集まってくる。そのため、冬から春にかけて非常に釣り人が多くなるエリアです。
バス釣りの人だけでなく、コアユ釣りや鯉釣りの人も多く、場所取りが一番難しいポイントです。
河口以外にも、総門川の上流の方でも小~中型のバスが中心に釣れます。
大津プリンスホテル前
におの浜で最も東側のエリアが、大津プリンスホテル前のエリアです。
プリンスホテル前で注目するポイントは、クルーズ船の桟橋です。
桟橋の周りは掘られて深くなっています。桟橋も長いので、周囲の地形変化をイメージして狙いましょう。
もう一つは、におの浜と由美浜の間にある相模川の河口です。におの浜の3つの川と違い、相模川の河口は大きく開けています。
相模川河口の岸辺は、岬状に張り出した場所。バス以外にも多くの魚が釣れる、実績の高いポイントです。
相模川の河口には、ゴロタ石が10mほど沖まで入っていて、バスが付きやすい。
におの浜は、この相模川の河口で終了です。相模川の橋を渡ると、次のポイントである「由美浜」のエリアになります。
におの浜へのアクセスと周辺情報
におの浜の場所
【住所:滋賀県大津市におの浜】
におの浜は、西のびわ湖ホールから東の大津プリンスホテル前まで続く埋め立て地です。
幹線道路の県道18号線とは少し離れ、湖岸沿いをなぎさ通りの細い道路が通っています。
岸辺の全てが護岸で整備されているため、散歩や運動や観光の歩行者が多い。キャストをするときは背後に注意しましょう。
有料駐車場とトイレが複数ある
「におの浜」のエリアには有料駐車場が2か所、公衆トイレが4か所あります。
また、西の浜大津エリアにある「おまつり広場駐車場」や、東の由美浜にある「市民プラザ駐車場」も、におの浜のポイントに近いです。
一つ目の駐車場が、「打出の森駐車場」です。におの浜の西端にあり、琵琶湖文化館と隣接しています。
2020年現在では、下記のような料金です。
- 1時間まで — 220円
- 2時間まで — 330円
- 3時間まで — 440円
- 3時間以降30分あたり — 220円
湖岸のなぎさ通りにある有料駐車場は同じ値段設定です。
また、打出の森駐車場のエリアに公衆トイレがあります。
2つ目は、「プロムナード駐車場」です。堂の川と総門川の間にあります。
2020年現在では、下記のような料金です。
- 1時間まで — 220円
- 2時間まで — 330円
- 3時間まで — 440円
- 3時間以降30分あたり — 220円
駐車料金は、周辺の有料駐車場と同じです。
プロムナード駐車場のエリアにも、公衆トイレが設置されています。
また駐車場のエリア以外にも、道路沿いに公衆トイレが設置されています。
諸子川の西にあるアヤハディオ前に公衆トイレがあります。
プリンスホテル前の桟橋の近くにも、小さいトイレがあります。
におの浜エリアは歩道や芝生が整備されていて、散歩や運動の歩行者が多いエリアです。
ロングロッドでの遠投がメインになるポイントですが、キャストする時は背後に人がいないか注意するようにしましょう。