
瀬田川洗堰より下流のポイントで、琵琶湖水系で普通にバス釣りができる最下流のポイントが、瀬田川令和大橋です。
瀬田川洗堰より下流エリアではブラックバスの生息割合は低め。ニゴイが一番多く、コイ、アメリカナマズ、雷魚などが生息しています。
しかし数は少ないですが50アップのバスもいて、過去には60アップの釣果も聞いています。
上流にある瀬田川洗堰の放流量が多いと、流れが強すぎて釣りになりません。その時は、安全のためにも違う場所に行った方が良いでしょう。
瀬田川令和大橋の周囲には、駐車場や公衆トイレはありません。
このページでは、瀬田川令和大橋の周辺の地形や特徴、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
瀬田川令和大橋周辺の地形や特徴
瀬田川令和大橋の100m上流に、瀬田川と大戸川の合流地点があります。毎年大戸川の河口前には、流されてきた土砂が堆積して、洗堰の放流量が少ない時は陸地になっています。
上流にある瀬田川洗堰の影響を非常に強く受けるので、放流量は必ずチェックしておきましょう。
川の深い場所と、砂利や石が堆積して浅くなった場所が目視で分かるので、そういう境い目のヨレやブレイクが狙い目です。
しかし実際の所、大戸川上流からの土砂は常にあるので、毎年地形が少しずつ変わっています。
瀬田川洗堰の放流量が多いと、流れが強くて釣りが難しい。放流量が100以下の時がオススメで、特に15から50ぐらいがやりやすい。
瀬田川洗堰の放流量によって、水位が数メートル変わります。下の写真は、放流量が50ぐらいの時と、全開の時の瀬田川令和大橋です。
瀬田川令和大橋のおかっぱりバス釣りポイント
2020年現在の瀬田川令和大橋の近辺は、西岸側が深くて、東岸側が浅くなっています。
それは、上流の大戸川から大量の砂利がや石が流れてくるからです。
大量の砂利や石が溜まることによって、西岸側に川筋が集中しています。
そして瀬田川令和大橋の下流で堆積物が無くなるので、そこで反転流や流れのヨレが発生します。
放流量が少なくい時は、砂利の堆積エリアが小さいワンドのようになっています。
基本的に流れを大きく遮るような場所は、洗堰より下流ではこの地点だけ。常に水流が強い環境なので、流れを回避できるエリアは魚にとって貴重です。
橋より下流は砂利の堆積がなく、護岸際の水深も深くなっています。
瀬田川令和大橋から200m下流には、護岸の切れ目に小山川の流れ込みがあります。
河口にブロックが敷き詰められていて、その周囲やブロックの切れ目に多くの魚が潜んでいます。この近辺で一番のフィーディングエリアです。
特に朝夕のマズメ時は、魚を目視できることも多い。ニゴイが多いですが、時々大型のバスが紛れています。
更に下流に進むと、だんだん岩が増えてきて、山あいを流れる渓流の雰囲気に変わっていきます。
バスがいないわけではないが、生息している絶対数は少ない。
琵琶湖水系のバス釣りポイントとしては、瀬田川令和大橋の周辺が最南端と言えるでしょう。
瀬田川令和大橋へのアクセスと周辺情報
瀬田川令和大橋の場所
【住所:滋賀県大津市太子】
瀬田川令和大橋は、瀬田川洗堰から約900m下流に架かっている橋です。
2019年に完成したばかりの橋で、国道422号線の大石東バイパスとつながっています。
余談ですが、「令和」の名を初めて使用された橋です。
近くの観光スポットとして、家族連れに人気の釣り堀である「南郷水産センター」が、1km北の場所にあります。
近くに駐車場や公衆トイレはない
瀬田川令和大橋の近くには、駐車場や公衆トイレはありません。
橋の東詰に空きスペースがありますが、そこには駐車禁止の看板が付けられています。
畑への下り道もそこにあるので、付近への駐車はやめましょう。
更なる下流は渓流エリアで、ブラックバスは少ない
瀬田川令和大橋より下流の大石エリアは、山あいを通り抜ける渓流のようなエリアになります。
下流域にもブラックバスも生息していますが、やはり生息数は少ない。また、足場が岩場で危険であり、急な深みや強い流れもあります。
滋賀県の瀬田川最下流域の大石や大石曽束エリアを抜けると、京都府の天ケ瀬ダムに変わります。