
赤野井ワンドは、南湖・東岸エリアで最大のスポーニングエリアです。
水深が1m~2mのシャローエリアで、湖流の影響を受けにくいエリアです。そのため、春に水温が他の地域よりも上がりやすく、多くのバスがスポーニングを赤野井ワンドで行います。
スポーニングのバスを狙うポイントとしては、湖岸緑地の赤野井3の北に広がるアシ林が有名。ウェーディングで攻める釣り人が多い。
他には水門周りや、赤野井漁港の出口のミオ筋が、有名なポイントです。
赤野井は湖岸緑地3か所あり、無料駐車場がとトイレが3か所設置されています。
このページでは、赤野井ワンドの地形や特徴、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
赤野井ワンドの地形や特徴
赤野井ワンドは、琵琶湖の南湖でトップクラスに湖流の影響が少ない「湖水停滞水域」です。下流の瀬田川洗堰の放流量が増えても、南湖の中では水の動きが少ないエリアになる。
水の動きが少ないことと、水深が浅いエリアという点もあって、他のエリアよりも春の水温の上昇が早いポイントです。
北には広いアシ林が広がり、スポーニングの時の一級ポイントとなる。
背後にある野洲浦とつながる水路・水門周りや、赤野井漁港のミオ筋も見逃せないポイントです。
水の動きが少なく浅いエリアなので、夏や冬は釣果がイマイチになります。
赤野井ワンドのおかっぱりバス釣りポイント
赤野井エリアの岸辺は、「湖岸緑地 赤野井」が1から3まであり、「赤野井3」は北と南に分かれます。その4つの赤野井エリアと、ワンドの裏にある「野洲浦」のポイントの様子を解説していきます。
赤野井3・北エリア
赤野井ワンドの一番北側のエリアが、「湖岸緑地 赤野井3」の北エリアです。
赤野井3の北には、ヨシ林が広がっています。ここがスポーニングの季節に最も実績があるポイントです。
ボートだけでなく、岸からウェーディングで攻める釣り人が多いエリアです。ヨシ林の中にある水門前の開けたエリアから、進入しやすい。
水質は全体的に濁っている。まずはスピナーベイトやシャロークランクを巻き、その後はテキサスリグなどで攻めるのが良いでしょう。
同じく北側には大きい水門があります。
道路を挟んで対岸にある野洲浦や法竜川から来る流れが、この水門を通り抜けていきます。
赤野井3の北エリアは、北岸は石積み護岸で釣りがしやすい。
しかし琵琶湖の沖側である西岸は、木やアシが多いブッシュエリアになっています。
ここで釣りをするなら、水辺に入れるウェーダーが欲しいところです。
赤野井3の北エリアの南には赤野井漁港があり、南東の角地から赤野井漁港の防波堤の外側を狙えます。
赤野井3・南エリア
赤野井3の南エリアは、赤野井漁港の南側にあります。
ここで一番の狙い目のポイントは、赤野井漁港の出入り口のミオ筋です。
出入り口の防波堤から沖にかけて、船の通り道に掘られたミオ筋が沖へ伸びています。
バスの通り道になりやすい場所であり、またミオ筋のブレイクに絡んだウィードにもバスは付きやすい。
赤野井3南の岸辺は、北側の一部だけ砂利の岸辺ですが、他は石積み護岸です。
砂利の岸辺はウェーディングやフロータで水辺に進入しやすい。
他のエリアは石積み護岸であり、更に水辺には木やアシが生えています。
靴ではロッドが振りにくいエリア。自由に釣りをしたいなら、長靴かウェーダーが欲しいポイントです。
赤野井3南の南岸は開けたポイントです。
野洲浦の大きな水門があり、そこから水の流れが生じる好ポイントです。
赤野井2エリア
「湖岸緑地 赤野井2」のエリアは、赤野井ワンドの奥まった位置にるポイントです。
北には野洲浦の大きな水門があります。スポーニングでは野洲浦に入って産卵するバスもいるので、バスが出入りする通り道になるポイントです。
水門周りの岸辺は、アシや木が多く生えています。水門近くのカバーで、バスも付きやすいスポットです。
琵琶湖の沖側の西岸は、カーブした石積み護岸が続きます。
赤野井2の南岸には、新守山川の河口があります。河口周りには、多くの杭が立っています。
バスの反応が多いエリアで、河口沖には石も入っています。
流れ込んでいる新守山川は、両岸をコンクリートで護岸された川です。
春には水温が早く上がりやすく、大型バスも川に入っています。護岸際の日影に沿っての巻物がオススメです。
赤野井1エリア
赤野井ワンドで最も南のエリアが、「湖岸緑地 赤野井1」のエリアです。
新守山川の河口を、赤野井1の北岸からも狙えます。
赤野井1のエリアも、石積み護岸で囲まれています。赤野井1の岸辺には、細い杭が乱立しています。
南の角地には、漁具のエリも設置されていますが、エリに向かってルアーを投げることは禁止されています。
赤野井1の南端には水門が2か所あり、道路を挟んで対岸にある水路エリアと繋がっています。
下の写真が、ワンドの裏手にある水路地帯です。春の季節になって琵琶湖の水位が増えると、琵琶湖のバスが水門を通って水路へ入っていきます。
水路内は石積み護岸やアシやブッシュのカバーが豊富なエリア。水路内でもバスのスポーニングが行われます。
しかし夏になると、全面ウィードに覆われます。水門も上昇するので、涼しく水通しの良いエリアを求めて、バスは本湖の方へ出ていってしまいます。
野洲浦
赤野井ワンドの、県道559号線を挟んだ対岸側に、野洲浦という小さい内湖のポイントがあります。
琵琶湖の本湖と複数の水門でつながり、アシやブッシュエリアが広がるポイントです。また、法竜川や複数の水路の流れ込みもあります。
春になって琵琶湖の水位が上がると、いち早く水温が上がる野洲浦や周囲の水路にもバスは入っていきます。
野洲浦の琵琶湖側の岸は、だいたい石積み護岸です。対岸側をはじめ、広いエリアにアシが生え広がっています。
アシ際をスピナーベイトやシャロークランクを巻いたり、テキサスリグなどを撃っていく釣りが楽しめます。
バスだけでなく、ナマズも狙えるポイントです。夏になると一面マットカバーなどに覆われるので、釣りが難しくなります。
赤野井ワンドへのアクセスと周辺情報
赤野井ワンドの場所
【住所:滋賀県守山市赤野井町赤野井】
赤野井ワンドは守山市の南端にあり、北には木浜エリア、南には烏丸半島があります。南湖東岸の北側にあり、琵琶湖大橋にも近い。
赤野井ワンドの湖岸沿いを、県道559号線が通っています。
無料駐車場とトイレが3か所ずつある
赤野井エリアの湖岸緑地に、駐車場とトイレが3か所あります。
まずは、南の「赤野井1」の駐車場。
駐車場の奥に、ソーラーパネル付き公衆トイレがあります。赤野井エリアでは、このトイレが一番しっかりしている。
また、赤野井3のエリアにも駐車場とトイレがあります。
そして、赤野井3の北エリアの駐車場と簡易トイレです。赤野井3の北の駐車場は、他のエリアの駐車場より狭いです。
赤野井漁港は立入禁止
赤野井3のエリアに、赤野井漁港があります。しかし、関係者以外は立入禁止です。
周囲の岸辺から、ミオ筋や防波堤を狙うだけにしましょう。