
大溝港の周辺は、多くのカバーやストラクチャーが複合している、人気の高いおかっぱりバス釣りポイントです。
漁港や水上警察のミオ筋、橋脚、アシ原、テトラブロック、水路など、変化が多いエリアです。
シャローエリアが広がる地形ですが、湧き水が豊富で水温も安定しやすいエリア。港の防波堤が風からも守るので、冬でもバスが釣れる周年エリア。
スポーニングエリアの乙女ヶ池と水路でつながっていて、産卵に上がってきたビッグバスも狙えます。
ポイントの上を国道161号線が通り、JR近江高島駅から徒歩10分で来ることができるなど、交通の便も良い。
このページでは、大溝港周辺の地形、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
大溝港の周辺の地形
大溝港の周辺は、北にある萩の浜からつづくシャローエリアです。しかし大溝の場合、大溝漁港と水上警察の大溝港から出る2つのミオ筋があります。
春になると、琵琶湖本湖から大溝港につながるミオ筋のブレイクに、プリスポーンのバスがつく。
西にある大溝漁港から乙女ヶ池に水路でつながっていて、スポーニングのバスの通り道になる。
水上警察の大溝港前はテトラブロックと落ち込みがあり、防波堤に守られて水温が安定しているエリア。南へ伸びる湖岸沿いの沖はウィードエリアが広がっています。
大溝港周辺のおかっぱりバス釣りポイント
大溝港周辺のポイントを、「大溝漁港の水路」「大溝橋の橋脚」「大溝のテトラブロック帯」の3つに分けて解説します。
大溝漁港の水路
大溝橋の西の奥まったエリアに、大溝漁港があります。
大溝漁港は周年バスがいるポイントで、子バスが釣れやすい場所です。
この大溝漁港から、スポーニングエリアとなる乙女ヶ池と水路でつながっています。
乙女ヶ池へ産卵に行くバスが通るので、スポーニングの季節は大型バスも狙える、春の有力ポイントになります。
また大溝漁港周辺では、北岸のアシ原や琵琶湖へつながるミオ筋も意識して狙いたい場所です。
狭いですが、水路の右脇の護岸から狙えます。
大溝漁港から萩の浜方面へ伸びているアシ原も、春に人気のコンタクトポイントです。
大溝橋の橋脚
国道161号線が大溝橋を通っていて、その橋脚周辺も有力なポイントになっています。
橋脚周辺はゴロタ石で護岸されています。
橋による影、人工障害物の橋脚、橋の下から漁港へ伸びるミオ筋のブレイクといった要素が重なる複合ポイントです。
大溝テトラ帯への通路からも、大溝橋の橋脚や本湖側を狙えます。
大溝のテトラブロック帯
大溝橋の下に、琵琶湖湖岸へ出れる通路があります。その先には、水上警察の大溝港があります。
水上警察前が一番人気なポイントです。この一帯が湧き水が豊富なエリアであることと、大溝港の防波堤で荒れないことによって、水温が安定しています。
足下にはテトラブロックや岩が沈められていて、ミオ筋のため周囲より水深もあります。
足下のブロック帯は、ジグやワームを落として上下の動きで探りたいポイント。橋脚周りやミオ筋のブレイクも狙える1級ポイントです。
水上警察の裏からは、シャローエリアが広がります。
大溝港の先の岸辺は、約900mほどのテトラブロック帯が続いています。
テトラブロックが置かれていますが、手前の水深は浅いです。
足場のよい通路がずっと続きますが、目に見える変化はありません。
このテトラ帯の沖は、湧き水の影響もあってウィードエリアが広がっています。
南に下がるほどディープエリアのブレイクが、岸の方に近づいてきます。
南に進み続けると、白髭浜の手前でテトラ帯の通路は終わります。
大溝港へのアクセスと周辺情報
大溝港の場所
【住所:滋賀県高島市勝野】
大溝港は高島市の南部に位置して、有名ポイントの乙女ヶ池と隣接しています。大溝の上を国道161号線が通り、徒歩10分の距離にJR近江高島駅があるなど、交通の便も良い。
国道の下の大溝港周辺の道路は狭く、周囲には住宅も多いです。
駐車場について
大溝橋の下を琵琶湖方面へ抜けて、国道161号線に合流する道沿いに、駐車スペースがあります。
また、乙女ヶ池にも駐車場があるので、そちらを利用するのも良いでしょう。
トイレは近くありませんが、乙女ヶ池の駐車場にトイレがあります。いざという時は、そこまで歩きましょう。