
2020年9月に「琵琶湖漕艇場」から発表された釣り禁止エリアに、「千松前エリア」が含まれるようになりました。
そのため、このページで紹介している「千松前」のポイントは現在釣り禁止です。
「琵琶湖漕艇場内では釣りを禁止しています (2020年9月30日)
この「千松前エリア」の南には琵琶湖漕艇場がありますが、2018年頃までは琵琶湖漕艇場の1370mの河川占用区域に、「千松前エリア」は入っていませんでした。
2018年3月発行の上記の資料では、このページで解説しているように、殿田川の南からが琵琶湖漕艇場の占用区域です。
しかし2020年からの琵琶湖漕艇場・改修等によってなのか、現在は千松前までの一帯も含めて釣り禁止エリアとなりました。
千松前は、近江大橋・東詰の南にあるワンド地形のポイントです。
旅館である「びわこの千松」のすぐ前にあるので、通称「千松前」と、よく言われます。
近江大橋の東詰は200mほどの大きな岬の張り出しになっていて、その岬のすぐ南にあるため、湖流の影響が少ないエリアです。
南に殿田川の流れ込みと水門があり、水門の沖はバスのヒットが多いポイント。
殿田川から南も護岸が続きますが、琵琶湖漕艇場の河川占用区域になるので、釣りはできません。
周囲に駐車場はありません。南の漕艇場エリアまで行けば、公衆トイレはあります。
このページでは、千松前の地形や特徴、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
千松前の地形や特徴
千松前は、近江大橋・東詰の岬の根元にある、ワンドのポイントです。岬だけでなく、沖には工事船の船溜まりがあり、風や湖流からブロックされたエリアになっています。
近江大橋より南は、地形的にほとんど瀬田川と言ってよく、瀬田川洗堰の放流量が多い時は強い流れが発生します。
しかし千松前のエリアは流れがブロックされていて、南から北へ逆転する反転流が発生します。
水深は1mから2mほどのシャローエリアで、流れもないため水温の上昇が早い。春にはスポーニングに上がってきたバスを釣れるエリアです。
南にある水門は殿田川の河口であり、道路を挟んだ反対側は、池のようなエリアが広がっています。
殿田川より数メートル南に行けば、琵琶湖漕艇場の占用区域になります。釣りをするのは、殿田川より北だけにしておくのが無難でしょう。
千松前のおかっぱりバス釣りポイント
千松前のエリアには、県道の歩道から、そのまま入ることができます。
殿田川の水門があり、水門前の沖は釣果の実績が高いポイントです。
道路の下のトンネルを殿田川は通っているので、水門内の日影エリアにも、ルアーを投げ入れたい。
千松前のエリアの岸辺は、コンクリート護岸で固められています。
水門前の周辺は水深2mほどありますが、北の岸辺に近づくにつれて浅くなります。
約110m沖に、工事船の船溜まりがあります。北岸の岬と引っ付いていて、千松前のエリアを囲った形です。
岬の北岸側は、石積みとアシや木が岸辺に生えているエリアです。春には、バスのスポーニングエリアになります。
北岸付近は浅く、そこには色々と沈み物があります。
千松前のエリアは、夏になるとウィードやマットカバーで、広い範囲の水面が覆われます。
殿田川の水門より南も、数メートルは釣り出来ます。しかし、すぐ琵琶湖漕艇場の占用区域になるので、殿田川で区切っておくぐらいが無難でしょう。
また、道路を挟んで反対側にある殿田川の上流は、川幅が広がって池のようになっています。
南側はブッシュエリアになっているので、春から初夏にかけては、ブッシュの際を探ってみても良いでしょう。夏以降はマットカバーに覆われます。
殿田川より南のエリアは、琵琶湖漕艇場の占用区域になります。
占用区域は琵琶湖・東岸の最南端であり、琵琶湖から瀬田川に変わる境界線の「高砂橋」まで続いています。
なので千松前のエリアが、琵琶湖東岸で釣りができる場所の最南端になります。
千松前へのアクセスと周辺情報
千松前の場所
【住所:滋賀県草津市山田町】
千松前は近江大橋・東詰のすぐ南にあります。千松エリアを流れる殿田川が、ちょうど大津市と草津市の境界線になっています。
千松前の湖岸を、県道559号線が通っています。道路の向かい側にあるのが、「びわこの千松」です。
周辺は多くの店や施設が集まったエリアです。
近くに大型釣具店の「つり具のブンブン大津店」があり、ポイントの北には「イオンモール草津」が見えます。
400m南に公衆トイレがある
千松前から400mほど南へ行った場所に公衆トイレがあります。
しかし、周囲に駐車場はありません。
またトイレ前の石積み護岸エリアは、琵琶湖漕艇場の占用区域です。ここでの釣りはやめておきましょう。