
志那エリアは、約1.6kmの石積み護岸が長々と続くエリアです。
地形的にも遠浅のポイントで、2つの水門と志那漁港以外には、大きな変化がないポイントです。
しかし春から初夏にかけてはバスが浅瀬に上がってきて、大型のバスも狙えます。一か所に止まらず、ドンドン釣り歩きいて行きましょう。
12月から2月の間は、「湖岸緑地・志那1」の一部エリアが、水鳥保護のために釣りの自粛を求められています。
湖岸緑地の志那エリアは広いですが、各所に無料駐車場とトイレが4か所ずつ設置されています。
このページでは、志那エリアの地形や特徴、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
志那エリアの地形や特徴
志那エリアは、遠浅のシャローエリアと石積み護岸が、えんえんと続くエリアです。ドンドン釣り歩きながら、小さい変化を狙っていく必要があります。
水門が北と南にあり、南の水門は平湖とつながっています。
志那エリアの真ん中に志那漁港があり、北側から漁港の出口やミオ筋を狙うことができます。テトラブロックの防波堤がありますが、進入は禁止です。
岸辺の変化は少ないですが、志那1の「中駐車場」の前のエリアは、湖岸が岬状に張り出した地形をしています。湖流も当たりやすく、狙っておきたいポイントです。
志那エリアの最南端には、葉山川の河口があります。南湖・東岸では数少ない川の流れ込みです。
志那エリアのおかっぱりバス釣りポイント
琵琶湖側の志那の湖岸緑地は、北の「志那2」と南の「志那1」です。そして「志那1」は1kmほどある広いエリア。
そこで、志那エリアのポイントを「志那2」「志那1(北)」「志那1(南)」の3つに分けて、ポイントの様子を解説していきます。
湖岸緑地・志那2
「湖岸緑地・志那2」エリアの北端には、水門のポイントがあります。
草津の田園地帯を、かなり長い距離を通ってきている水路の流れ込みです。
また、道路沿いを細い水路も通っていて、水門と大きい水路と合流しています。細い水路は北にある下物内湖ともつながっています。
春から初夏にかけては、このような水路内にもバスは入っているので、チェックしておきたいポイントです。
琵琶湖側は、ひたすら石積み護岸がつづいています。大きな変化はありませんが、春には浅瀬に上がってくる大型のバスも狙えます。
水中まで石積みが続くリップラップの岸辺です。
志那2エリアのもう一つのポイントとして、志那漁港の港口があります。
湖岸緑地の「志那2」と「志那1」の境のエリアに、志那漁港の出口とテトラブロックの防波堤があります。
志那2エリアの岸辺から、志那漁港の港口を通るミオ筋を狙うことができます。
また、志那漁港の南側の岸辺からテトラブロックの防波堤を狙うことができます。しかし、ブロックの上を先端方向へ進むことはできません。
テトラブロックの上に、立入禁止のフェンスが立てられています。
志那漁港周りでは、ミオ筋や防波堤の周りを狙うだけにしましょう。
湖岸緑地・志那1(北)
「湖岸緑地・志那1」の北エリアも、ひたすら石積み護岸が続くエリアです。
志那エリアのなかでは、ワンドのように少しへこんだ地形をしています。
志那1の北エリアで注目したいポイントは、「北駐車場」と「中駐車場」の間にある水門エリア。
春の産卵前後は、水門周りを大型のバスがウロウロしいます。水門前の石積み護岸の角地は好スポットです。
夏にはウィードが生い茂り、その中にバスが隠れています。
また、この水門の水路は、内陸にある「平湖」とつながっています。
道路沿いを通る細い水路ともつながっていて、春にはバスが出入りします。
湖岸緑地・志那1(南)
「湖岸緑地・志那1」の南エリアも、途中まで石積み護岸が続きます。
この護岸エリアで重点的に狙いたいのが、「中駐車場」の前にある、岸辺が大きくカーブしているポイント。
岬状に張り出していて、湖流も当たりやすい場所です。
沖に張り出している場所は魚が集まりやすいので、この地点には漁具のエリも設置されています。
また、志那1の南エリアには、3本の石積み突提があります。このエリアだけ石積み護岸ではなく、砂利浜やコンクリート護岸になり、岸辺にはアシが生えています。
岸辺は、ちょっとしたブッシュエリアです。
石積み突提の先は、少しの間コンクリート護岸になっています。エリの近くで、コンクリート護岸から石積み護岸に変化しています。
志那1の南端は、葉山川の河口と接するエリアです。河口と接するエリアは、浅いシャローエリアになっています。
志那エリアへのアクセスと周辺情報
志那エリアの場所
【住所:滋賀県草津市志那町】
湖岸緑地の「志那」エリアは、約1.6km続く石積み護岸のエリアです。北には津田江エリアや下物内湖、南には葉山川河口が隣接します。
志那エリアを、湖岸道路の県道559号線が通っています。
湖岸緑地に駐車場とトイレがある
各場所の湖岸緑地に、駐車場とトイレが合計4か所ずつ設置されています。
一番北にあるのが、「湖岸緑地・志那2」の駐車場と公衆トイレです。
志那2の駐車場から700m南へ行ったところに、志那1エリアの「北駐車場」と簡易トイレが設置されています。
北駐車場は、停車数が約20台と小さめです。
また、「北駐車場」から100m南にいった場所にも、志那1の「中駐車場」と公衆トイレがあります。
最後に、葉山川河口のすぐ北側に、志那1の「南駐車場」と簡易トイレがあります。
駐車台数は約20台と少なめ。「南駐車場」は釣り客以外に、キャンプや散歩関係の駐車もあるので、いつも一杯なイメージがあります。
志那漁港は立入禁止
湖岸緑地の志那1と志那2の間に、志那漁港があります。
志那漁港の敷地内へは、関係者以外立入禁止です。港口のテトラブロックの防波堤も、立入禁止です。
冬季の間の「水鳥観察」による立入制限について
冬の12月から2月までの間、「湖岸緑地・志那1」エリアの、”ワンドのエリがある位置”から”平湖とつながる水門の西”までのエリアにかけて、立入制限のロープが張られます。
志那1北の駐車場付近には、水鳥観測所も置かれています。
冬の間は、志那1のワンド状のエリアにコハクチョウなどの水鳥が飛来します。その期間は、このエリアでの釣りは自粛しましょう。