野洲川河口のおかっぱりバス釣りポイント

野洲川河口は平坦で浅い砂地の地形をしていて、多くのベイトフィッシュが集まる巨大な河口ポイントです。

北湖の他の大型河川と違い、河口から沖にかけて大きな地形変化はありません。

ベイトフィッシュの動向がカギになるポイントで、春先はモロコ、初夏には小アユが増え、秋まで河口に多くのベイトフィッシュが集まりやすい。

基本的に河口の護岸からの釣りになるが、河口内の石積み突提など、一部に立入禁止のエリアがあります。

河口の南には、約500mのテトラブロック護岸が続きます。夏にはウィードが増え、バスが付くようになります。

野洲川河口の周囲には、駐車場や公衆トイレはありません。最寄りの駐車場は、約1.8km離れた「みさき自然公園駐車場」です。

このページでは、野洲川河口の地形や特徴、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。

野洲川河口の地形や特徴

北湖の他の河川と違い、野洲川河口から沖は全体的に浅く平坦な地形をしています。それは、現在の野洲川は1979年に完成した、人工的に作られた放水路だからです。本来の野洲川である旧北流と旧南流の河口沖には急な落ち込みのブレイクが自然に形成されていましたが、2つの河口の間のワンドに作られた現在の野洲川にはありません。

野洲川河口での釣りは、基本的に河口の先端の護岸から、河口や沖のベイト狙いに集まったバスを狙う釣りになります。

北湖の他の河川のようにウェーディングもできず、河口近くの岸辺は草木が多くて入れず、また川の岸辺のブレイクを狙える石積み突提は立入禁止など、他の大型河川より釣りがやりにくい。

河口周辺の護岸は少し水面から高さがあるので、ネットを持参しておきましょう。

河口以外では、野洲川北岸と吉川港の間の杭周りエリアは深くなっていて、魚影が濃いエリアです。

他にも野洲川沿いの南北にある水門エリアも好ポイント。琵琶湖が荒れている時は、魚が入って来ます。

野洲川河口のおかっぱりバス釣りポイント

野洲川河口のポイントを、「河口の護岸」と「南のテトラブロック護岸」の2つに分けて解説します。

河口の護岸

全体的に遠浅の野洲川河口ですが、北岸と吉川港の突提の間は、周囲より水深が深くなっています。

北岸と漁港の突提の間には、杭の囲い水門があります。

吉川漁港と野洲川河口の間の、深くなっているエリア

足下のコンクリート護岸、杭や石積み周り、沖のウィードまで、丁寧に探っておきたいポイントです。

野洲川河口の北にある、深場の杭の囲い

杭の囲い

北岸のすぐ北には水門エリアは、琵琶湖が荒れている時に魚が避難して集まりやすい。

野洲川河口の北の水門

河口の北側の岸辺は、他と違って柵が立っていないエリア。波線状の鉄板で岸際が固められています。

野洲川河口の北の岸辺

波線の鉄板で固められた、北の岸辺

野洲川河口では、北岸でも南岸でも石積み突提が内側に伸びています。

野洲川河口の北の石積み突提

野洲川河口の南の石積み突提

野洲川の岸辺は石積みで固められていて、浅場から底へのブレイクになっています。

石積み突提の先端は、この石積みのブレイクを狙いやすい、優れた立ち位置の場所です。

野洲川河口の、南側の石積みのブレイク

野洲川の石積み突提と、岸沿いの石積み

中洲大橋の上から見ると、石積みのブレイクがよく見えます。

石積みのブレイク

しかし、この石積み突提は立入禁止のエリアになっています。南岸の2番目の石積み突提には、看板とロープがされています。

野洲川河口にある、立入禁止の看板

野洲川河口の石積み突提と看板

具体的な範囲はよく分かりませんが、とりあえず石積み突提に立つのはやめておきましょう。

野洲川河口の南岸は、サイクリングコースとして整備された、キレイな護岸エリアです。

野洲川河口の南の護岸

沖にベイトフィッシュの気配がある時は遠投が良いですが、足下の波線状の護岸や角のエリアも丁寧に探りましょう。

サイクリングコースの南には、幸津川水門があります。

野洲川河口の南の水門

こちらも琵琶湖が荒れた時や、少量の濁りが入った時に魚が集まりやすい。

ただ、周囲は広大な田畑エリア。ゴールデンウイークの前後の時期など、田畑からの強い濁り水が入っている時は、濁りが悪条件になります。

濁りが強い時の、幸津川水門エリア

南のテトラブロック護岸

野洲川河口の南西には、約500mのテトラブロック護岸が続いています。

約500m続いている、野洲川の南のテトラブロック護岸

テトラブロックの切れ目は、河口から650m離れた場所の水門

テトラブロック護岸の端にある水門と流れ込み

この水門近くのエリアは、テトラブロックの足下が浅い。

西側の浅い場所のテトラブロック

野洲川河口に近づくにつれて、テトラブロックの足下から深さがあります。

東側の足下から深い場所の、テトラブロック

テトラブロック護岸から狙える水深は1.5mぐらい。夏以降はウィードが多くなり、バスの数も多いエリアです。

野洲川の南のテトラブロック護岸

水中にもテトラブロックは沈んでいます。足下まで丁寧にルアーを巻くようにしましょう。

水中に沈んでいるテトラブロック

野洲川近くの岸辺がカーブする部分でテトラブロックが終わり、コンクリート護岸に変わります。

テトラブロックの切れ目

野洲川の南のコンクリート護岸

野洲川河口へのアクセスと周辺情報

野洲川河口の場所

【住所:滋賀県守山市小浜町ほか】

野洲川河口は、守山市の北端に流れ込んでいる河口ポイントです。周囲は広大な田畑に囲まれています。

河口部に中洲大橋が架かっていて、県道559号線が通っています。

最寄りの駐車場は、約1.8km離れている

野洲川河口の周囲には、駐車場や公衆トイレはありません。

最寄りの駐車場は、西にある「みさき自然公園駐車場」です。距離は約1.8kmで、徒歩で20分ぐらいです。

みさき自然公園駐車場

公衆トイレも、駐車場内にあります。

みさき自然公園駐車場にある公衆トイレ

駐車場は7月と8月の夏季だけ有料で、他の月は無料になります。

みさき自然公園駐車場
  • 駐車台数 — 282台
  • 利用時間 — 8:30~17:00
  • 自動2輪 — 無料
  • 普通自動車 — 600円 (7・8月のみ)
  • 大型自動車 — 1500円 (7・8月のみ)

少し遠いですが、野洲川の南のテトラブロック護岸を釣りをしながら移動すれば大丈夫でしょう。

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