
吉川港は、湖東エリアのバスの越冬場所として有名なポイントです。大型のサイズは少なめですが、小~中型なら1年中狙えます。
また、琵琶湖が風で大荒れしている時の、バスの避難場所でもある。本湖の湖面が荒れて釣りにならない時に、チェックする価値ありです。
港は縦長の形をしていて、長さ400m以上。出入り口にテトラブロックの大きな防波堤があり、そこも有力ポイントです。
吉川港は全体がコンクリート護岸で、水面から高さがあります。出入り口の突提も高さがあるので、ネットを持参しておきましょう。
吉川港の周囲には、駐車場や公衆トイレはありません。
このページでは、吉川港の地形や特徴、おかっぱりポイントの様子、周辺情報をご紹介します。
吉川港の地形や特徴
吉川港の特徴は、「縦長の港」と「出入り口にある、テトラブロックの突提」です。安全面で注意が必要ですが、突提の先からも広い範囲を狙うこともできます。
晩秋から多くの魚が港内に集まり、他魚種のエサ釣りの釣り人も多いポイント。
港内は基本的に小型のバスが多い数釣りの場所ですが、春には大型のバスがヒットすることもあります。
出入り口の突提は、北の長い方が約135m、南の短い方が45mの長さがあります。
突提から沖の方向を狙えば、水深2m~3mのエリアを狙えます。また、南の突提から野洲川河口の間は水深が深くなっていて、魚が集まりやすいエリアです。
吉川港のおかっぱりバス釣りポイント
吉川港のポイントを、「港内」と「出入り口と突提」の2つに分けて解説します。
港内
吉川港は、細長くて奥行きのある形の港です。出入り口に架かる吉川港大橋から港奥のマリーナまで、約440mあります。
吉川港は、秋の終わりから冬の低水温期に、多くの魚が港内に溜まるポイント。フナや鯉釣りの釣り人も多いです。
港の岸辺は、全てがコンクリート護岸です。水面から高さもあるので、ネットを準備しておきましょう。
港内で目立つポイントは、北岸の鉄板エリア。約40mと9mの波線状の鉄板が港内に立てられています。
港に入ってきたバスが、一番最初にコンタクトするスポットであり、実績も高い。いろんな角度から、鉄板の周りを探りましょう。
近くに船が係留してあるので、ルアーを引っ掛けたりしないように注意です。
港内には、他には目立つカバーはありません。護岸際を中心に探り、あとは階段などのカバー周りやウィードを狙っていきましょう。
奥にあるマリーナやスロープの近くでは、釣りをやめておきましょう。
出入り口近くには、県道が通る吉川港大橋が掛かっています。橋の下を通り抜けることができ、そのまま出入り口の突提エリアへ行けます。
出入り口と突提
吉川港の出入り口には、北側に約135mのL字型突提、南側に約45mの直線の突提があります。
突提はテトラブロックでできています。
コンクリート護岸でもテトラブロックの突提でも、どちらも足場が水面から高い。ネットを必ず準備しておきましょう。
護岸の柵を超えて、突提の上に入って先端方向へ進むことができます。
足場が悪く、先端付近は水深もあります。安全第一でいきましょう。
夏になると突提周りにウィードも増えて、魚が付きやすい好ポイントになります。ミオ筋のカケアガリも意識して狙いましょう。
突提から沖に遠投すると、水深3m前後を狙えます。
南側の突提は、直線で短めです。
西風や北西の風が吹いて湖面が荒れた時は、港内や突提の囲いの中に魚が避難してきます。
また、吉川港の突提から野洲川河口の北岸の間は、周囲より水深が一段と深くなっていて、バスが集まりやすいエリアになっています。
吉川港へのアクセスと周辺情報
吉川港の場所
【住所:滋賀県野洲市吉川】
吉川港は野洲川河口の北にあり、野洲市と守山市の境に位置しているポイントです。周囲は広大な田畑に囲まれています。
エリアの湖岸沿いを、県道559号線が通っていて、港の外周も細い道が通っています。
駐車場や公衆トイレはない
吉川港の周囲には、駐車場や公衆トイレはありません。
港周りの道路は細い農道であり、そこへの駐車は迷惑になってしまいます。
最寄りの駐車場は、北にある「湖岸緑地・吉川」とは約2km、南西にある「みさき自然公園駐車場」とは約2.3kmの距離があります。
少し遠いですが、できれば駐車場に停めたい。岸辺を釣り歩きしながら来れば、距離も気にならなくなります。